ハリウッド殿堂入りしている最もアメリカで権威のある映画評論家ロジャー・エバートが選ぶ今年のTop10作品は?
テレビ番組や作家としても活躍するアメリカで最も信頼される映画評論家ロジャー・エバートが、2011年に公開された今年のTop10作品を選考したことが、彼が執筆するシカゴ・サンタイムズ紙によって明らかになった。
ロジャー・エバートは、1975年に映画評論家として初めてピューリッツァー賞の批評部門を受賞していて、さらに2005年には同じく映画評論家として初めて、ハリウッド・ウォーク・オブ・フェイムの星に名が刻まれていた権威のある映画評論家で、その彼が選考した10作品は以下の通り。
1位 『別離』 アスガー・ファルハディ監督
2位 『SHAME -シェイム-』 スティーヴ・マックィーン監督
3位 『ツリー・オブ・ライフ』 テレンス・マリック監督
4位 『ヒューゴの不思議な発明』 マーティン・スコセッシ監督
5位 『テイク・シェルター』 ジェフ・ニコルズ監督
6位 『キニアルワンダ(原題)/ Kinyarwanda』 アルリック・ブラウン監督
7位 『ドライヴ』 ニコラス・ウィンディング・レフン監督
8位 『ミッド・ナイト・イン・パリス(原題) / Midnight in Paris』 ウディ・アレン監督
9位 『ル・アーブル』 アキ・カウリスマキ監督
10位 『アーティスト』 ミシェル・アザナヴィシウス監督
ロジャー・エバートのNo.1作品『別離』は、ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞していて、2位の『SHAME -シェイム-』は主演のマイケル・ファスベンダーがベネチア国際映画祭で男優賞を受賞、3位の『ツリー・オブ・ライフ』もカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞している作品と、上位3作品がすべて海外でも評価の高い作品を選考していることが彼らしい選考に思えた。 (細木信宏/Nobuhiro Hosoki)