スティーブ・ジョブズ氏、グラミー賞特別功労賞を受賞!iPodをはじめとする音楽業界への貢献が認められる!
今年10月に亡くなった米アップル社の前CEO(最高経営責任者)スティーブ・ジョブズ氏が、第54回グラミー賞で特別功労賞を受賞することが明らかになった。これは全米レコード芸術科学アカデミーが現地時間12月21日に発表したもので、授賞式は主要部門の受賞結果発表の前日、2012年2月11日に行われる。
今回、ジョブズ氏が受賞したのは、トラスティーズ賞。演奏以外の分野で音楽産業に多大な影響を与えた人物や会社に贈られる賞で、過去にはウォルト・ディズニーや発明家として知られるトーマス・エジソンも受賞している。ジョブズ氏の場合は、アップルの音楽ソフトiTunes、そしてデジタル音楽プレーヤーであるiPodが高く評価された格好だ。
映画業界では、世界を代表するアニメーション・スタジオとなったピクサーの創設者として知られるジョブズ氏。今度は音楽界で最も権威あるグラミー賞を受賞するということで、コンピュータ分野に限らないその評価をより確固たるものにしている。
CDが隆盛を極めていた音楽業界にとって、数千枚単位のCDをコンピュータで管理できるiTunes、そしてそれを気軽に外へ持ち出せるiPodの登場は、革命をもたらしたといっても大げさではない。今やそれらを使っていないという人の方が珍しくなったのは、その何よりの証拠だろう。(編集部・福田麗)
第54回グラミー賞は2012年2月13日午前9:30からWOWOWにて生中継 リピート放送あり
「グラミー賞ノミネーションコンサート」は2012年1月3日夜6:00よりWOWOWにて放送