イケメン俳優・山本裕典、舞台版「パレード」で生着替え
15日、翌日より上演される舞台「パレード」の出演者である山本裕典、福士誠治、そして演出を務める行定勲監督が囲み取材に応じ、舞台版ならではの見どころを語った。また途中、行定監督に映画主演が決まった沢尻エリカの話題が振られる場面もあった。
ドラマ、映画と着実にキャリアを積んできている山本と福士。クールな役からコミカルなものまで演技の幅は広いが「良いチームワークができています。それぞれが脚本を深く考え、自分なりのパレードに向かって頑張ってきました」と初日への意気込みを熱く語る山本。
そんな山本だが、劇中、生着替えをするというファンならドキドキしてしまうシーンがあるという。「パンツさらします(笑)。僕が面白いと思って提案したら、そのまま採用されまして……」と語ると、福士から「(パンツを)見せたいんでしょ」とつっこまれ照れ笑いするシーンも。一方の福士も「(小説、映画とは)ラストが違います。雨を降らせる演出があって……その後がすごいのですが、これ以上はネタバレなので言えないんです」とアッと驚くラストになっていることを示唆。
また映画版に続き舞台版も演出することになった行定監督は「映画版も小説の少し先を描いたが、舞台版はさらに2~3歩先を描いた。ぜひそこに注目してほしい」とアピール。また先日、映画『クローズド・ノート』完成披露会見で「別に……」と発言し、騒動を巻き起こした沢尻エリカが映画主演するという話題を振られると、苦笑いを見せ「何も聞いていません」と答えるシーンもあった。
本作は、吉田修一の同名小説の舞台化。都内のマンションでルームシェアをしている若者たちの心の中にあるさまざまな問題が、相互に交わりあうことによって浮き彫りになっていく姿を描いた問題作だ。(磯部正和)
舞台「パレード」は1月16日から1月29日まで天王洲 銀河劇場(東京)、2月4日から2月5日までシアター・ドラマシティ(大阪)にて上演