市原隼人、手塚治虫「陽だまりの樹」ドラマ化で時代劇初主演!成宮寛貴と初共演!
手塚治虫さんの漫画「陽だまりの樹」が4月よりNHK BSプレミアムでドラマ化され、市原隼人と成宮寛貴が初共演を果たすことが明らかになった。時代劇初主演となる市原は、殺陣(たて)にも挑戦。「日本人として、とても光栄な経験をさせていただける機会」と意気込んでいる。
原作は、手塚さんが自らの曾祖父の生涯を題材に、開国から戊辰戦争、そして明治維新という大変革の時代を描いた作品。市原が演じるのは、腕は立つが世渡り下手であり、“義に生きた男”として倒れゆく幕府に忠誠を尽くす主人公・伊武谷万二郎。一方、原作者の曾祖父であり、女にだらしない“情に生きた男”、そして万二郎の恋敵である腕ききの医者・手塚良庵には、成宮がふんする。
本作では対照的でありながら、それぞれの信念を貫くべく奮闘する二人の若者の成長と友情が中心となる。市原は「改革を志す武士の生きざまと葛藤(かっとう)、不器用だが真面目に物事をとらえ、考える姿に心を魅了され、殺陣(たて)の見せ方、集中、緊張感を大切にしています」とコメント。「現在を生きている皆様に、今の時代ができる前の自分の生まれた国の歴史や心構えを伝えたいと同時に、自分自身も積極的に学んでいきたいと思います」とやる気十分だ。
そんな市原との初共演について、成宮は「いい形で化学変化を起こし、万二郎と良庵のライバルでありつつ戦友という関係性を表現できればと思います」と楽しみにしていることを明かすと、本作については「『陽だまりの樹』はこれからの自分の俳優人生において、糧となる作品になると思います」と早くも手応え。制作は1月19日からスタートし、2月中旬まで続けられる予定となっている。
手塚さんの代表作である本作は、2000年にアニメ化されているほか、過去には中井貴一&段田安則主演で舞台化、さらに今年は上川隆也と吉川晃司で再舞台化されることも決定している。テレビドラマという新たな形式で、市原と成宮のコンビが、どのような「陽だまりの樹」を見せてくれるのか、今から楽しみだ。(編集部・福田麗)
テレビドラマ「陽だまりの樹」は4月よりNHK BSプレミアムで放送