秋元康、欧米からのAKB48批判に「そもそも成長を見せるためのパフォーマンスグループ」と激白
18日、港区のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われた、映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』完成披露プレミア試写会の舞台あいさつに先駆け、AKB48をプロデュースする秋元康が記者団の取材に応じた。
映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』場面写真
本作は、AKB48にとって第2弾となるドキュメンタリー映画。アイドルとして、一人の人間として走り続ける彼女たちの姿に365日密着、2011年3月11日以来、彼女たちが何を思いどこに向かおうとしているのか、その内面にまで迫った内容となっている。
会見に応じた秋元は「映画を改めて観て、AKBって大変だなと思った。傷つくことだらけの、一生懸命な集合体。映画を観てもらえると、こんなにも体育会系の運動部なんだなと、感動してもらえると思う」とコメントし、本作で「日本中に元気を送りたい」と意気込みを語った。
昨年はAKBだけでおよそ200曲の曲を書いたという秋本。今年はもっと増えると思うと語ると、報道陣から「(AKB48だけでなく)ご自身も頑張られていますね」とねぎらわれ、「メンバーと(SNSの)Google+をやっている55歳はなかなかいない。僕くらいの年齢なら突然死だってある。そういった意味で本当に頑張ったと思う」と笑顔を浮かべた。
また、世界からの注目に関して秋元は、「欧米に追いつけとやってきたのに、今は欧米から注目されている。欧米側は彼女たちを見て、何でこんなに下手なのに……と思うかもしれないが、AKB48はそもそも成長を見せるためのパフォーマンスグループ。それが最近理解され、今では新鮮な目で見てくれている」と語った。
最後に今年の総選挙について触れられると、秋元は「彼女たちは、だんだんその話しに触れなくなる」と苦笑い。「でも考えていかないといけない。絵など芸術的な才能のある子も多い、彼女たちの文化祭の企画なども考えたい」とこれからの展望を語っていた。(取材・文 名鹿祥史)
映画『DOCUMENTARY of AKB48 Show must go on 少女たちは傷つきながら、夢を見る』は2012年1月27日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国公開