『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズの続編構想!5作目は大阪万博を舞台に!?
17日、映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』「“東洋の魔女”プレミア」と題したイベントが、TOHOシネマズ六本木ヒルズにて行われ、集ったキャスト、監督から続編、続々編の構想が飛び出した。吉岡秀隆、薬師丸ひろ子、三浦友和、須賀健太、メガホンを取った山崎貴監督が出席したこの日は、劇中に登場した東京オリンピック女子バレーボールチーム日本代表、通称“東洋の魔女”の4人のメンバーが来場。1964年の東京オリンピックを実際に体験した60歳以上の観客を招待し、イベントを行った。
客席から「両親のことを思い出して涙が出た。次はどの時代に連れて行ってくれるのか楽しみ」という感想も飛び出したこの日。山崎監督は「この映画、作るの大変なんです……」と苦笑いしつつも、「また観たいという声が上がればたぶん……。あ、でもそういうことは言わないでおこうかな。2すら作るとは思っていなかったのにここまできてしまったから」と切り出すと、吉岡が「この映画はもともと薬師丸さんが『自分の生まれた時代が観たい』といった一言から始まったんですよ。監督も堤さんも、温水さんもみんな1964年生まれ。ぼくは1970年生まれで万博なんで、(1964年とは)関係ないですけどね」と語ると、「続編は万博!?」と色めきだつ会場内。それを制するように、「それだと少し間が空いてしまうので、間のエピソードを何か探して、それから満を持して万博の映画を作るとか」とさらなる続編の構想がふくらんだ(!?)様子の山崎監督だった。
さらに、この日は劇中に登場した本物の「東洋の魔女」が登場。中学校1年生のときに彼女たちを応援していたという三浦は「みんなで国をあげて応援して、なでしこジャパンのときよりも感動したことを覚えています」と述懐。「酒やタバコなんて論外。彼氏のかの字なんてクソくらえという感じで練習の日々だった」と振り返る彼女たちの気さくな雰囲気に「魔女というくらいだし、最強のチームで怖いイメージがあったけど、実際にお会いすると優しいお母さま方ですね」と三浦は感銘を受けた様子。吉岡も「なでしこもいいけど、魔女もいいですね」と笑顔になっていた。(取材・文:壬生智裕)
映画『ALWAYS 三丁目の夕日'64』は1月21日より全国公開