ジョニー・デップ、亡き親友の小説を自ら映画化して主演!『ラム・ダイアリー』が日本公開決定!
ジョニー・デップが、亡き親友の小説を自らの企画で映画化し、製作・主演を務めた『ラム・ダイアリー』が6月30日より日本公開されることが明らかになった。本作におけるジョニーの演技はキャリアベストというほかないもので、ジョニーの楽しんでいる様子は観客にもよく伝わってくるほどだ。
本作の原作になっているのは、ジョニーの親友だった故ハンター・S・トンプソンの小説。ニューヨークの騒がしさに疲れ、自然豊かなプエルトリコにやってきたジャーナリストが、個性豊かなジャーナリスト仲間に翻弄(ほんろう)され、さまざまなアクシデントに巻き込まれるさまを描いた作品だ。
ジョニー演じる主人公ポール・ケンプは、ラム酒を浴びるように飲み、島で出会ったアメリカ人企業家の婚約者と恋に落ちてしまうという役どころ。どうにもダメ男のように思えるが、それを憎むことができないキュートな一面もジョニーは見事に表現。トンプソンの作品の信奉者でもあったというジョニーが、自ら映画化を企画したというだけあって、その思い入れの強さが演技にも功を奏していることがうかがえる。
ジョニーはこれまでにも、同じくトンプソンの小説が原作になった『ラスベガスをやっつけろ』でトンプソンがモデルになったという主人公を演じ、ドキュメンタリー『GONZO~ならず者ジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンのすべて~』ではナレーションを務めるなど、トンプソンとの縁は深い。そんな、トンプソン作品を知り尽くしたジョニーならではのハマりっぷりは、多くのファンをトリコにするはずだ。
本作にはジョニーのほか、名優リチャード・ジェンキンス、『ダークナイト』のアーロン・エッカートが出演。また、ジョニーの相手役となるヒロインには、セクシー女優として注目されているアンバー・ハードが起用されている。ジョニーは今年5月に『ダーク・シャドウズ(原題)』が日本公開されることも決定しており、タイプの違う主演作が2本続けて楽しめることは、ファンにはうれしい驚きに違いない。(編集部・福田麗)
映画『ラム・ダイアリー』は6月30日より新宿ピカデリーほかにて全国公開