ブルース・キャンベル&マイケル・ムーア監督絶賛! ゾンビだけど人間?が主人公の「半分ゾンビ」コメディー公開!
『死霊のはらわた』のブルース・キャンベルとドキュメンタリー監督マイケル・ムーアが絶賛したゾンビコメディー『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』が、4月にシアターN渋谷で世界初公開されることがわかった。
本作は、ゾンビなのに人間の記憶と知性を持つ、「半分ゾンビ」と化してしまったオタク青年・マイクが主人公のゾンビコメディー。マイクは、渡しそこねた婚約指輪を唯一の希望に、同じく半分ゾンビの相棒ブレントとペットの本物ゾンビ・チーズ君を連れ、愛する恋人捜しの旅を繰り広げる。
監督は『死霊のはらわた』のビジュアル・エフェクトを担当した、バート・ピアースを父に持つという、ブレット&ドリュー・T・ピアース兄弟。実家の地下室で行われていた『死霊のはらわた』の撮影を眺めながら育ったという、まさに生粋のゾンビ職人だ。そんな兄弟と、切っても切れない縁を持つブルースは、本作について「堕落したゾンビ映画界に久々の新星誕生!」と絶賛コメント。さらに、ドキュメンタリー監督のマイケル・ムーアも「最も愛すべきゾンビ映画!!」と最高級の賛辞を送っている。
インディーズ映画となる本作は、彼らの地元ミシガンを舞台に、休みも睡眠時間もない強行姿勢で撮影が行われたとか。時にゲリラ撮影中に出演者が逮捕され、スケジュールも延期される過酷な撮影の中、出演者やスタッフは、予定されていた次の仕事をキャンセルしてでも本作に参加し続けたという。ピアース兄弟は「出演者とスタッフに心より感謝を贈りたい。そして、なにより僕たちもこの作品が大好きです」とスタッフと映画愛にあふれたコメントを寄せている。
かつて『死霊のはらわた』をきっかけに、サム・ライミ監督やブルースがつかんだ成功をたどることになるのか!? ピアース兄弟のこれからの活躍にも期待が高まる本作。時に人間、時にゾンビのふりを繰り出しながら、まさに「ゾンビ視点」で繰り広げられる珍道中は、ホラー映画ファンなら必ずチェックしたい一本といえるだろう。(編集部・入倉功一)
映画『ゾンビ・ヘッズ 死にぞこないの青い春』は4月14日よりシアターN渋谷にて公開