ダニエル・ラドクリフ、英自由民主党はもう支持しない!
ダニエル・ラドクリフが、支持を表明していた英自由民主党について、連立政権内で「都合よく使われている」と語り、もう支持をするつもりがないことを明かしている。
ダニエル・ラドクリフ出演映画『ディセンバー・ボーイズ』写真ギャラリー
イギリスでは、2010年の総選挙で13年ぶりに政権交代が実現し、それまでの労働党政権から保守党・自由民主党の連立政権へ変わったが、このときダニエルは、雑誌「Attitude」のインタビューで人生初の総選挙での投票では自由民主党に投票することを表明した。しかし、政権交代からもうすぐ2年、ダニエルは連立内での自由民主党の立場が気に入らないという。
同じく雑誌「Attitude」でインタビューに答えたダニエルは、自由民主党の現状について「もちろん、満足はしてないよ。ニック・クレッグ党首は、(支持を表明したときの)雑誌インタビューの後で僕と会って、同性愛者の権利や宗教関連の学校についても話し合ったんだ。最初は自由民主党を支持していた。彼らは僕たちのために戦ってくれると思っていたんだ。でも実際は、完全に保守党に都合のいいように使われている」とコメント。現副首相であるクレッグ党首について、キャメロン首相率いる保守党に「身代わりにムチで打たれる少年のよう」に扱われている、と語った。
イギリスのセレブ界では、コリン・ファースも自由民主党の支持を表明していたが、昨年12月には支持をやめると明らかにし、連立政権、特に自由民主党への落胆が広がっているよう。ダニエルは、次回の総選挙では自由民主党ではなく労働党へ投票するつもりであることも語り、労働党のエド・ミリバンド党首について、「彼を見る限り好きだし、僕が信じられることを話す人だ。全くの左派だが、政権を握ればそのように行動すると思う」と期待を寄せているようだ。(竹内エミコ)