『009 RE:CYBORG』特報映像解禁!これは単なるリメイクではない!!
石ノ森章太郎氏の「サイボーグ009」を原作に、『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズの神山健治監督が現代を舞台に新たに創り上げる映画『009 RE:CYBORG』の特報映像が解禁された。昨年10月に公開されたPV映像を再編集し、ナレーションを加えたという同映像は、現在劇場で上映中だ。
『東のエデン』『攻殻機動隊 S.A.C.』シリーズでアニメーション界での地歩を固めた神山監督が次に選んだのは、過去数度にわたってアニメ化されている石ノ森章太郎氏の「サイボーグ009」。今回は「リ・アニメーション」と称し、2012年の現代を舞台に物語を展開させるという意欲作になっている。
すでに神山監督は、映画『攻殻機動隊 S.A.C. SOLID STATE SOCIETY 3D』で、2006年に発表された作品を3D作品にアップデートさせるなど、その再創造の手腕は高く評価されている。今回解禁された特報映像を観るだけでも、009こと島村ジョーをはじめとするおなじみのキャラクターたちに新たな生命が吹き込まれていることがうかがえるほどだ。
過去作のリメイクが珍しくなくなった現在において、単なるリメイクではない、その一歩先を行った作品としても期待されている本作。本作の公開の同時期には、同じく人気アニメを基に新しい作品として制作した『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』も公開される。リメイクでも、オリジナル新作でもない、新ジャンルの2本が同時期に公開される今年は、アニメーション界にとってターニングポイントになるかもしれない。(編集部・福田麗)
映画『009 RE:CYBORG』は今秋に全国公開予定