沢尻エリカ『ヘルタースケルター』ポスター解禁!原作にない青い蝶が象徴!
女優・沢尻エリカの映画復帰作『ヘルタースケルター』のポスタービジュアルが解禁され、原作にはない「青い蝶」が主人公・りりこを象徴するモチーフとして登場することが明らかになった。
本作の原作は、第8回手塚治虫文化賞マンガ大賞に輝いたカリスマ漫画家・岡崎京子の同名コミック。岡崎の作品が映画化されるのは本作が初めてで、『さくらん』の蜷川実花監督の第2作、主演は約5年ぶりの映画出演となる沢尻エリカということも重なり、撮影中である現在から早くも注目を集めている。
誰もがうらやむ美ぼうで芸能界トップスターに上りつめた主人公りりこにふんする沢尻。ポスターでは肌を露出させ、アンニュイな表情を見せている。その手には「青い蝶」が止まっているのだが、「さなぎが蝶になるはかなさ」とりりこがシンクロするという意図から、蜷川監督がオリジナルで考案したモチーフだ。
また、蜷川監督の特徴でもある「極彩色エンタテインメント」という世界観を打ち出したものになっている。美しさとはかなさが同居した印象の本ポスター。劇中のりりこのセリフでもある「見たいものを、見せてあげる。」と付けられたキャッチコピーには鋭さがあり、作品に込められた気合とも感じられる。映画の完成がより楽しみになった人も多いのではないだろうか?
『ヘルタースケルター』は、全身整形という秘密を抱える主人公・りりこが、欲望と背徳が渦巻く芸能界で生き残りをかけて本能のまま次々と事件を起こすさまを強烈に描いた物語。大森南朋、寺島しのぶ、綾野剛、水原希子、新井浩文、窪塚洋介、原田美枝子、桃井かおりら個性豊かな顔ぶれがそろっている。(編集部・小松芙未)
映画『ヘルタースケルター』は7月14日より丸の内ピカデリーほか全国公開