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一青窈&小林武史、東北でライブパフォーマンス!311から約1年…被災地の高校生たちにエール!

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被災地の高校生たちを前にパフォーマンスを披露した一青窈
被災地の高校生たちを前にパフォーマンスを披露した一青窈

 19日、音楽プロデューサーの小林武史と歌手の一青窈が、宮城県仙台市で開催された「夢を応援基金“スペシャル講演&ライブ 2012”」に出席し、岩手・宮城・福島の三県から無料招待された高校生たちの前でスペシャルライブを行ったほか、トークセッションでは高校生たちからの質問に真剣に向き合った。同イベントには、主催・企画のローソン代表取締役社長の新浪剛史氏、同副社長の玉塚元一氏も出席した。

 東日本大震災で就学が困難になった学生を支援する目的で立ち上げられた「夢を応援基金」。同基金の奨学生59名とその同伴者を含む700名以上が招待された今回のイベントで、小林と一青は高校生からの質問に答える形で進路や夢の悩みについてアドバイス。小林は「『生きていく』っていうのは悩み続けていく道だと思う。(悩みを)完全にクリアしてしまったら『つまらない』ってなってしまうのかもしれないし」と回答するなど、それぞれが自らの思うところを語っていた。

 とりわけ一青は東日本大震災発生後、しばらくの間、どうしたらいいかわからなかったと明かし、「どういうふうに歌ったらいいのか、わからない。こんな自分に何が伝えられるんだろう」と当時のことを振り返った。だが、今回のライブパフォーマンスでは「誰か任せにしていたら絶対に変わらない」とデビュー曲「もらい泣き」ほか4曲を熱唱。MCでは、釜石市に住む中学生からの手紙がきっかけとなって震災後に被災地を回ることにしたなど、裏話も明かしていた。

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 基本的に伴奏は小林武史によるピアノのみというシンプルな構成ながら、観客の心に直に訴えるような一青のパフォーマンスは健在。ヒット曲「ハナミズキ」の最後のフレーズに差し掛かったときにはあえてマイクを通さず、地声で歌い上げるなど、一青自身も、観客とのコミュニケーションを大事にしていたのは明らか。会場が一体となっているのが印象的だった。

 会場に集まったティーンエイジャーに対しては「好きなことだったら面倒くさいと思っても、努力できちゃうと思う。そういうのを見つけるのが高校時代とか大学時代だと思うんですよね」とエールを送った一青。トークセッションに出席した四人の高校生も、終了後には対面した大人たちの言葉に感銘を受けていることを明かした。311から来月で1年。被災地ではまだその影響は色濃いものの、未来を担う若者たちのたくましさは、未来への希望を期待させる。そんな新たな芽吹きをうかがわせるイベントとなった。(編集部・福田麗)

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