ケヴィン・コスナー、弔辞でホイットニーさんが『ボディガード』出演への道が困難だったことを明かす
11日(現地時間)に急逝したホイットニー・ヒューストンさんの葬儀で、1992年に公開された映画『ボディガード』でホイットニーさんのボディガード役を務めたケヴィン・コスナーが涙ながらに別れの言葉を述べた。
「わたしはかつてあなたのボディガードでした。そう昔のことではありません。そして今、あなたは、多くの思い出を残し、こんなにも早く逝ってしまいました。少女だったあなたは、この教会へとやって来て、両親やあなたを一番に愛する人たちの前に堂々と歩み出たことでしょう。そしてあなたは、世界のまぶしいステージの上に立ち、プロのシンガーとして、まれにみる成功を遂げました。今あなたの歌を歌うのは、いつかあなたのようになりたいと夢みる少女たちでしょう」。
この別れの言葉の中で、ケヴィンは、ホイットニーさんが『ボディガード』に起用された経緯についても言及。ケヴィンは、ホイットニーさんの起用を熱望したが、アフリカ系アメリカ人であり、初の映画出演となるホイットニーさんを起用するには、苦労があったことを明かした。
全世界に衝撃を与えたホイットニーさんの死。葬儀では、スティーヴィー・ワンダー、アリシア・キーズが歌を披露したほか、マライア・キャリーなどの著名人を含む約1,500人が参列した。(編集部・島村幸恵)