アントニオ・バンデラス、新作『33デイズ』でパブロ・ピカソを演じる
アントニオ・バンデラスが、新作映画『33デイズ(原題)/ 33 Days』で、スペイン出身の世界的芸術家パブロ・ピカソを演じることになった。
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本作は、ピカソがスペイン内戦時の1937年に激しい空爆を受けたバスク地方の町ゲルニカの惨状を描いたピカソの代表作「ゲルニカ」を描く33日間を中心に描かれる。
Moviebit.comによると、スペインの新聞のインタビューで、バンデラスは「これまでにもたびたびピカソ役をオファーされてきたが、固辞し続けてきた役柄だ」と答えている。また、スペイン・マラガにあるピカソの生家から4ブロックしか離れていないところで生まれたという事実もあり、これまでずっと大いなる尊敬の念を抱いてきたとも語っている。
本プロジェクトはスペインのベテランプロデュサー、エリアス・ケレヘタ製作総指揮の元、『ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い』の監督カルロス・サウラがメガホンを取る。脚本は、ケレヘタ、サウラ、ルイス=チャールズ・サージャックの共作になるという。
撮影は今年夏にパリとゲルニカで行われる予定だ。
また、映画ではピカソの「ゲルニカ」創作過程の様子のみならず、不倫関係にあったフランス人画家・写真家のドラ・マールとのロマンスも描かれるとのことだ。(後藤ゆかり)