長谷川博己、ドラマ「鈴木先生」映画化で初主演!視聴率は低いのに…と製作陣もまさかのカムバック!
長谷川博己主演のテレビドラマ「鈴木先生」が映画化され、2012年中に公開されることが明らかになった。平均視聴率2.1パーセント(関東地区/ビデオリサーチ社調べ)と低迷した同ドラマだけに製作陣にもまさかの映画化決定。本作が初主演映画となる長谷川は、「映画化実現うれしいです。また同じスタッフ・キャストと共にいい作品にしたいと思います」とコメントしている。
テレビドラマ「鈴木先生」は武富健治によるコミックが原作。平凡な教師がどこにでも起こり得る問題について過剰に悩みつつ、独自の教育理論によって解決していくさまを描いた作品だ。リアルでかつ衝撃的である本作には絶賛の声がある一方で困惑したという視聴者も多く、視聴率は低迷した。
だが、DVDや配信が好セールスを記録し、ギャラクシー賞や日本民間放送連盟賞を受賞するなど、一躍2011年最大の問題作として注目を浴びた。黒縁眼鏡とループタイがトレードマークの悩める国語教師・鈴木章を演じた長谷川は本作でドラマ初主演したことに続き、映画初主演を務めることに。ドラマ「セカンドバージン」で注目され、「家政婦のミタ」でブレイクを果たした長谷川も、初主演を務めた本作の映画化には喜んでいる様子だ。
また、テレビドラマに引き続き脚本を手掛ける古沢良太は、「実はテレビドラマ版が始動したころすでに、映画化を目指そうと言われていました」と明かしたものの、第1話の視聴率が低いために「映画化はなくなった」と確信していたという。それだけに、「この暴挙を快挙に変えましょう」と意欲を見せている。
高視聴率ドラマが映画化されるという常識を打ち破った本作の映画版では、生徒会選挙と文化祭を控えた「2学期編」が描かれる。そんな中で起こった立てこもり事件に鈴木先生はいったいどんな解決策を見いだすのか? 今から公開が楽しみなファンも多いに違いない。(編集部・福田麗)
映画『鈴木先生』は2012年公開予定
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