映画『ユリシーズの瞳』のエルランド・ヨセフソンさんが88歳で死去
映画『ユリシーズの瞳』や映画『サラバンド』などで知られるエルランド・ヨセフソンさんが、亡くなったことが明らかになった。享年88歳。
huffingtonpost.comによれば、ヨセフソンさんはパーキンソン病との長い闘いの後、ストックホルム病院で息を引き取ったと王立劇場の広報担当者が伝えている。
ヨセフソンさんは、1923年ストックホルム生まれ。巨匠イングマール・ベルイマン監督と、映画『われらの恋に雨が降る』や映画『鏡の中の女』などの多くの作品でタッグを組んだ。映画『不実の愛、かくも燃え』ではベルイマン監督役で出演。その後も役者としてのキャリアを積み上げていき、100本近くの映画に出演した。またヨセフソンさんは役者だけでなく、監督、脚本家としても活躍しており、監督を務めた映画『マーマレードゥップロレット(原題) / Marmeladupproret』は第30回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門にも出品された。
長年タッグを組んできたベルイマン監督も2007年に死去し、2003年に製作された映画『サラバンド』がお互いの最後の作品となってしまった。(編集部・井本早紀)