『スター・ウォーズ』アナキン役のジェイク・ロイド「学校生活は生き地獄」俳優の第一線から退いた理由はいじめ
映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』のアナキン・スカイウォーカー役で一躍注目されたジェイク・ロイドが、俳優業から遠ざかったことには学校でのいじめが関係していることを明かした。英テレグラフ紙のインタビューにジェイクは、「まるで生き地獄だった」と当時を振り返っている。
映画『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス 3D』フォトギャラリー
ジェイクは幼いころから子役として活動を始め、ニック・カサヴェテス監督の『ミルドレッド』、アーノルド・シュワルツェネッガー主演の『ジングル・オール・ザ・ウェイ』などの出演を経て、アナキン役に抜てきされた。はた目には順風満帆だったが、『スター・ウォーズ』出演をきっかけに有名になったことで、学校では陰湿ないじめがあったとジェイクは語っている。
「ほかの子どもたちは本当に意地悪だった。僕を見掛けると、ライトセーバーの『ブォン』という音をまねしたんだ」とその一部に触れると、「学校生活は生き地獄だし、仕事でも1日に60件のインタビューを受けないといけないこともあったんだ」と当時、いかに忙しかったかを明かした。
いじめのせいで俳優活動に嫌気がさしたジェイクは、その後いくつかの作品に出たものの、一度俳優業から距離を置くことを選択。テレビゲームでアナキンの声優を務めたほかはジョージ・ルーカスとのかかわりもほとんど絶ち、作品を見返すこともなく、ウェブサイトA.V. CLUBによると、SFコンベンションなどのファンイベントに時折、顔を出すだけだという。
子役をめぐる状況については日本でもたびたび言及されるが、『スター・ウォーズ』という世界的な注目作に出演したジェイクが当時を語った言葉には重みがある。くしくも唯一のシリーズ出演作の3D版である『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス3D』はまもなく日本公開。ジェイクも、レイア姫役のキャリー・フィッシャーと共に来日することが決定しており、サイン会などの開催が予定されている。(編集部・福田麗)
映画『STAR WARS エピソード1/ファントム・メナス3D』は3月16日より公開
ジェイク・ロイドとキャリー・フィッシャーのサイン会は3月17日、18日、20日、都内にて開催 詳細はハリウッド・コレクターズ・ギャラリーの特設ページにて