映画版「24」製作延期へ…予算面で折り合いがつかず キーファー・サザーランドは約4億円の出演料を希望
今春に撮影が開始されると報じられていた海外ドラマ「24 TWENTY FOUR」の映画化作品の製作が延期されたとDeadline.comが報じている。20世紀フォックスは製作費として3,000万ドル(約24億円)を計上していたが、スタジオのImagine Entertainmentは倍近くを希望するなど、予算面での折り合いがつかなかったようだ。(1ドル80円計算)
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Deadline.comによると、製作費3,000万ドルという20世紀フォックス側の提案に対し、スタジオ側は5,000万~6,000万ドル(約40億~48億円)を希望。予算面での折り合いがつかず制作進行が遅れたことに加え、主演のキーファー・サザーランドが4月から新作ドラマ「タッチ(原題)/ Touch」の撮影に入ることもあり、製作延期を余儀なくされた。
予算面にこれほどの隔たりがあったのは、キーファーの出演料が一因だともうわさされている。キーファーは当初ジャック・バウアーを演じるにあたって、500万ドル(約4億円)、最低でも300万ドル(約2億4,000万円)の出演料を求めていたが、提示額は100万ドル(約8,000万円)。後に200万ドル(約1億6,000万円)まで引き上げられたものの、まだ希望額とはかなりの差がある状態だ。
テレビシリーズ放送中に製作が発表された本作は、テレビシリーズ終了からそろそろ2年がたとうかという今も迷走中。再開のめどについては現段階で立っていないものの、キーファーのスケジュールに合わせるとしたら、2013年夏以降の撮影になる公算が高いという。(編集部・福田麗)