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「銀河鉄道999」松本零士による新作アニメ「オズマ」!「どの国の人たちが観ても嫌な思いをしない、このことはいつも念頭に置いています」

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漫画家としての制作姿勢を語った松本零士
漫画家としての制作姿勢を語った松本零士

 「銀河鉄道999」などで知られる松本零士が、自身が1980年代に執筆したシナリオを基にした新作アニメ「オズマ」について語るとともに、「作品が世界に出ていく可能性は意識しています」という漫画家としての揺るがない姿勢を明かした。

 本作は、松本が1980年代に劇場映画として企画していたものの、日の目を見ることがなかった幻のシナリオを基に、テレビシリーズとして新たに制作されたアニメーション作品。驚きなのが、20年以上前に立ち上げられた企画にもかかわらず、その中身が古びていないこと。「作品を作るときはいつも、時代感、科学的にも古びないようにというのは念頭にあります」と語る松本の姿勢が見事に成功した一例だろう。

 本作では、主人公サム・コインが謎の美女・マヤと出会うことから始まる冒険を描いている。少年と謎の美女という組み合わせは「銀河鉄道999」などにも見られ、そのことについて松本は「自分自身がやっていることは、今も昔も変わっていません。また、1980年代の子どもたちも、今の子どもたちも変わりありません。ですから、わたしから読者へ伝えるべきメッセージ、描きたい『自分の思い』はいつも同じです」と理由を明かしている。

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 日本だけでなく常に海外に目が向けられているのも、松本の揺るがない制作姿勢の一端だ。「作品が世界に出ていく可能性は意識しています。ですから、服装一つとっても注意して作っています。どこの国の人が見ても嫌な思いをすることがないように。その視点が抜けると世界で読んでもらう作品にはなかなか成り得ません。それは映画を作るときでも同じです。どの国の人たちが観ても嫌な思いをしない、このことはいつも念頭に置いています」と説明している。

 そんな松本の言葉を裏付けるように、本作は動画サイトを介して、世界200か国以上で配信されることがすでに決定している。砂漠化した未来の地球を舞台に謎の超巨大移動物体「オズマ」をめぐる重厚な人間ドラマと、ハイクオリティーなSFアクションが展開される「オズマ」。総監督を「装甲騎兵ボトムズ」シリーズの高橋良輔が、脚本を「ONE PIECE ワンピース」の武上純希が務めている。(編集部・福田麗)

WOWOW開局20周年記念番組「オズマ」は毎週金曜深夜0時よりWOWOWプライムにて放送中(全6話)

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