田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江が騙される女に!西川美和監督『夢売るふたり』で松たか子&阿部サダヲと共演!
松たか子と阿部サダヲが結婚詐欺をはたらく夫婦役で初共演する映画『夢売るふたり』に、田中麗奈、鈴木砂羽、木村多江らが騙される女役で出演することが発表された。
本作は、『ゆれる』『ディア・ドクター』を手掛けた邦画界を代表する女性監督、西川美和が、自身の原案を基にオリジナル脚本を書き上げた作品で、東京の片隅で小料理屋を営んでいた夫婦が火事で全てを失い、再起のために結婚詐欺をはたらくことのてん末を描く物語。主人公の夫婦に松と阿部がふんし、この夫婦に騙される女性5人に田中をはじめ、鈴木、木村、安藤玉恵、江原由夏がふんする。
「この作品を通して役者として大変貴重な経験ができた」という田中は、仕事運・男運に恵まれず親と同居中の31歳OLに。西川監督作品への出演は初めてで、初共演の阿部に「作品に中では見事に騙されてしまいました」と振り返る。そして「『夢売るふたり』というタイトルには良い意味で裏切られました」とストーリーのヒントもポロリ。
また、鈴木も西川作品への出演が「待望」だったと明かし、不倫中だった会社の上司が事故で亡くなり孤独となったOLという難役に挑んだ。女手一つで高齢の父と幼い息子を養うハローワーク職員役の木村は、「役者をしていてよかった!」と歓喜するほどの充実ぶりをのぞかせた。
劇団「ポツドール」出身で映画『探偵はBARにいる』などにも出演した安藤は、男運の悪いソープ嬢役。「深くて難しい役」としながらも、役のモデルである女性に会い、指導を仰ぎ、助監督を相手にソープランドで練習をするなどリアルな役づくりに余念がない。ウエイトリフティング選手にふんした江原も、4か月間毎日トレーニング漬けだったという。独特の人間模様・感情表現にたけた西川監督だけに、本作も期待を裏切らない作品に仕上がっているはずだ。(編集部・小松芙未)
映画『夢売るふたり』は今秋全国公開