ジェームズ・キャメロン監督、海底1万メートルの世界へ!初の単独到着に成功
『タイタニック』『アバター』で知られる映画監督のジェームズ・キャメロンが25日、世界で最も深いといわれるマリアナ海溝の最深部、チャレンジャー海淵に単独で到着することに成功した。探査を企画したNational Geographicが報じたもので、今回が世界初の単独到着となる。
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マリアナ海溝の最深部、チャレンジャー海淵は深さ約1万1,000メートルの、1951年に発見された深所。キャメロン監督は現在3Dカメラで深海を撮影するドキュメンタリー映画に着手しており、最深部に到達後は数時間にわたって撮影、およびサンプルの採取を行なったと報告されている。
また、キャメロン監督は最深部に到着した際にはツイッターで報告しており、「見たものをみんなと分かち合える日が待ち遠しくてたまらない」とツイート。ハリウッド・リポーターによると、最深部に着いて最初の言葉は「異常なし」だったそうで、人類で初めて味わう感覚を十分楽しんだようだ。
チャレンジャー海淵の有人探査は1960年にアメリカ海軍の協力の下、潜水艇トリエステ号が行なっており、今回のキャメロン監督の到着はそれ以来、52年ぶりの快挙。また、トリエステ号は乗員が二人いたため、単独での最深部到着は今回が初めて。『アバター』で世界中の興行収入記録を塗り替えたキャメロン監督が、海底探査の分野でも偉大な足跡を残した。(編集部・福田麗)