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なんで浅野ゆう子が『SPEC』に?その裏側を浅野本人が赤裸々告白!

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『劇場版 SPEC~天~』で見せるコメディエンヌぶりにも注目!?-浅野ゆう子
『劇場版 SPEC~天~』で見せるコメディエンヌぶりにも注目!?-浅野ゆう子

 熱狂的なファンを生み出したテレビドラマ「SPEC(スペック) ~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿」、スペシャルドラマ「SPEC~翔~」に続く、ファン待望の『劇場版 SPEC~天~』で、謎多きスペックホルダー、マダム陽を演じた浅野ゆう子が、出演の裏側を明かした。

『劇場版 SPEC~天~』写真ギャラリー

 映画では一切明かされないが、チャイナ服に身を包んだマダム陽は、実はれっきとした日本人。もとは優秀な銀行員だったそうだが、SPECが目覚めてからはその能力を生かし莫大(ばくだい)な富を手に。だが、そんな生活も次第に空しくなり、神木隆之介演じる一十一(ニノマエ ジュウイチ)の才能にほれこんで、一に手を貸すという設定があるという。

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 そんなマダム陽を演じた浅野だが、本作への出演は「なんで浅野ゆう子? と思われるかもしれない」と浅野も笑うほど意表を突いたもの。だが意外にも「通行人Aでも構わないから出してほしい」と頼みこんだのは浅野自身だった。本作でさまざまなギャグに体当たりで挑んだ浅野は、初日から神木隆之介、伊藤淳史との漫才シーンを撮影したことを明かす。

 「初日で、しかも初顔合わせで、いきなり『1カットでいきます』と言われたって、どんなふうにくるかもわからない。年齢だって倍は違うわけですよ。でも、やりましたね(笑)」。さらに、「少女時代の『MR.TAXI』をやらせていただいたんですが、あの中にはわたしの10代のころの歌が紛れ込んでいるんです。堤さんが作ってくださったんですが、気が付いた方は相当年齢が高いと思います(笑)」と堤幸彦監督が仕込んだ“遊び”の存在にも言及した。

 ただ、自ら望んで出演したとはいえ、これだけ弾けたキャラクターを演じるには苦労もあったはず。浅野は「シリアスな話をしますと、こういうのは嫌いじゃないんですよ。ただ、観ていただいたときに、『これは面白い』と思っていただけるか、それとも『いい年して何やってんのよ』とグッと引かれるか、そのラインがものすごく難しい。その辺を考えつつやっているつもりではありますが、あとはもう監督の編集次第ですので、いざ公開したときにお客様がどう思うか。わたしとしても楽しみですね」と心境を語った。

 「わたし、『トリック 新作スペシャル2』でご一緒してから、堤演出のとりこなんです」と堤監督への絶大なる信頼を明かす浅野。『劇場版 SPEC~天~』では、それゆえにノリノリでギャグを披露する浅野の姿を見ることができる。映画では、堤監督が引き出した浅野のコメディエンヌとしての新たな魅力にも注目してほしい。(写真・文:小島弥央)

『劇場版 SPEC~天~』は4月7日より全国東宝系にて公開

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