クロエ・グレース・モレッツ、ヒット・ガール復帰に意欲大! 実話ベースの犯罪ドラマで誘拐される少女に!
映画『キック・アス』のヒット・ガール役で日本でも多くのファンを獲得した女優クロエ・グレース・モレッツが、怖いものなしの戦闘少女から一転、厳しい家庭環境の中で心に傷を抱える、等身大の少女を演じた『キリング・フィールズ 失踪地帯』についてや、気になる『キック・アス』続編への思いを語った。
『ヒート』のマイケル・マン製作、彼の娘アミ・カナーン・マン監督がメガホンを取った本作は、テキサス州に実在するという犯罪多発地帯での実話をベースに、少女の失踪・殺人事件をめぐる犯罪ドラマが展開する。クロエが演じるのは、自宅に幾人も男を連れ込む母親と、ごくつぶしの兄と暮らす少女リトル・アン。厳しい環境の中でもネイルや音楽を楽しみ、普通の女の子のように振る舞う表情が印象的だ。
一方、母の相手が帰るまで雨でズブ濡れになって外で過ごしたり、誘拐され丸太に縛り付けられるなど、撮影は本当にハードだったと振り返るクロエ。しかし、「被害に遭った少女たちの気持ちを、肉体的にも感じることができて、女優として大きな成長になった」と力強い。『アバター』のサム・ワーシントンや『ウォッチメン』のジェフリー・ディーン・モーガンなど周囲は大人ばかりだったが、コミュニケーションに問題はなく「4人の兄がいる末っ子だから、自分より年上の人を相手にするのに慣れているのよ。同年代の友達はもちろん、その親とも仲が良かったりね」と大人びた一面をのぞかせた。
うわさが絶えない『キック・アス』続編については、「詳しいことは知らないの」とクロエ。しかし「わたしも続編を願っているのよ! ぜひヒット・ガールとして戻って来て、前作との間で彼女にどんな変化があったのかを見せたいと思っているわ」と意欲十分な様子。
また、期待される再来日の可能性についても、「日本に行ける日が待ちきれない! 本当に日本が大好きなの。原宿でお洋服も買いたいし、早くまた来日したいと思ってるわ!」と声を弾ませたクロエ。ティム・バートン監督とジョニー・デップがタッグを組む『ダーク・シャドウ』への出演など、着実にスターへの道を歩む彼女の笑顔を再び日本で見る日を待ちつつ、本作で見せる、普通の女の子の表情を楽しみたい。(編集部・入倉功一)
映画『キリング・フィールズ 失踪地帯』は4月14日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国公開