デヴィッド・リンチのファーストソロアルバムから、自ら監督した初PVがリリース!露出度大のPVは18禁
映画『イレイザーヘッド』から『ブルーベルベット』『ワイルド・アット・ハート』『マルホランド・ドライブ』、テレビドラマ「ツイン・ピークス」など、たぐいまれな才能で独自の表現世界をまい進し続けている鬼才デヴィッド・リンチは、実はミュージシャンでもある。
デヴィッド・リンチ監督映画『インランド・エンパイア』写真ギャラリー
『ブルーベルベット』や『ロスト・ハイウェイ』『マルホランド・ドライブ』などでサントラの作曲の一部を手がけているほか、映画版『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間』『インランド・エンパイア』などでサウンドデザインも担当している。また、これまで、「ツイン・ピークス」のテーマ曲を歌うジュリー・クルーズの最初の2枚のアルバムのプロデュースと作詞を手がけたり、他のアーティストたちとのコラボアルバムをリリースしたりしてきた。
昨年11月にリリースされた、「クレイジー・クラウン・タイム(原題)/ Crazy Clown Time」は、すでに発表されていたシングルを含むリンチのファーストソロアルバムで、作曲に加え、ギターとボーカルもリンチが手がけている。そしてこの度、リンチが自ら監督したアルバムタイトルの初PVがリリースされた。
アメリカのサブカルチャー誌VICEの音楽サイトNoiseyにより、YouTubeにてオフィシャルリリースされたPVは、サイキックなパンクロック風サウンドに、リンチが歌いあげる歌詞に呼応し、夜の庭でパーティーに明け暮れる若者たちの無礼講が繰り広げられる。上半身を露わにする女たち、絶叫する男に自分の髪の毛を燃やすモヒカン男、「あちこちにビールをまき散らし」という歌詞に合わせて、酔っ払い同士がビールをかけあう。映像は、暗闇の濃淡を浮き上がらせながら、時折手ぶれやピンボケが入る。
バイオレンス性と露出度の激しい本PVには、18歳以上でないと視聴できない年齢制限が課されている。(鯨岡孝子)
「Crazy Clown Time」のPVサイト:
http://www.youtube.com/watch?v=6QJpY2VNP0E