アーノルド・シュワルツェネッガー、『ターミネーター4』を「あれはひどかった」とこき下ろす
カリフォルニア州知事から俳優へと返り咲き、出演作も続々と決まってきているアーノルド・シュワルツェネッガーが、自身の代表作『ターミネーター』シリーズで1作だけ主演しなかった2009年の映画『ターミネーター4』について、「ひどかった」とその出来栄えを酷評した。
映画『ターミネーター4』は核戦争後の世界を舞台に、人類とスカイネットの戦いを描いた作品で、クリスチャン・ベイルとサム・ワーシントンが出演。製作当時、カリフォルニア州知事として俳優業から離れていたシュワちゃんにとって、シリーズでただ1本、出演していない作品となった。
シュワちゃんはシリーズ最新作で製作スタートが延期となっている『ターミネーター5』への出演もうわさされているが、映画サイト「Collider.com」のインタビューで、再びT-800を演じるつもりはあるかと聞かれ「僕はすべてにオープンでいる。『トゥルーライズ』でも『ターミネーター』でもね。だが、しっかり作られた『ターミネーター』でなくちゃ……前作はひどかったからね」と自身がかかわっていない前作を酷評。
「一生懸命やっていた。役者も、そのほかすべてね。彼らが努力しなかったわけじゃない。ただ、うまく行かなかっただけだ」とフォローするも、俳優アーノルド・シュワルツェネッガーの代名詞とも言えるシリーズだけに、その出来栄えに満足はしていないようだ。
シュワちゃんといえば、10月には映画『エクスペンダブルズ2』が日本で公開となるほか、アクション映画『ザ・トゥーム(原題) / The Tomb』への出演や、コメディ映画『ツインズ』の続編となる『トリプレッツ(原題) / Triplets』も控えており、いよいよ俳優業も本格復帰となるところ。一方で、1990年の主演映画『トータル・リコール』のリメイク版がコリン・ファレル主演で公開となるが、こちらに対する感想も聞いてみたいところだ。(竹内エミコ)