映画『メリー・ポピンズ』製作秘話を描く映画、原作者トラヴァース役はエマ・トンプソンが有力
1964年のディズニー映画『メリー・ポピンズ』の製作の裏側を描く映画『セイビング・ミスター・バンクス(原題) / Saving Mr. Banks』で、原作者のパメラ・L・トラヴァース役としてエマ・トンプソンが有力候補と報じられている。
本作は、トラヴァースによる児童書「メリー・ポピンズ」の映画化権を得るために、ウォルト・ディズニーが14年間をかけてトラヴァースに掛け合った様子を描く作品で、トム・ハンクスがウォルト・ディズニー役の候補に挙がっている。米collider.comによると、監督は映画『しあわせの隠れ場所』のジョン・リー・ハンコックが担うという。
「メリー・ポピンズ」はロンドンに暮らすバンクス一家とその家へやってきた不思議なナニー、メリー・ポピンズのファンタジー。1964年に実写映画化され、ジュリー・アンドリュースがメリー・ポピンズ役を演じてアカデミー主演女優賞を受賞したが、原作者のトラヴァースは映画の出来に不満足であったと言われており、映画では製作にまつわる人間ドラマが展開しそうだ。製作は当のディズニーが担う。
当初、トラヴァース役にはメリル・ストリープが有力と報じられていたが、現在エマが交渉に入っており、最有力と言われている。エマと言えば、映画『ナニー・マクフィー』シリーズで魔法使いのナニー役を演じた経験があるが、今回トラヴァース役が決まれば今度はファンタジーの生みの親を演じることになる。(竹内エミコ)