人気ヒップホップグループ、N.W.Aの伝記映画の監督にF・ゲイリー・グレイ!
アイス・キューブやドクター・ドレーなどを輩出した人気ヒップホップグループ、N.W.A.(Niggaz wit Attitudes) の伝記映画『ストレイト・アウッタ・コンプトン(原題)/ Straight Outta Compton』で、監督候補としてF・ゲイリー・グレイが本格的な交渉に入ったことがハリウッド・リポーターによって明らかになった。
これは、メンバーであったアイス・キューブがプロデューサーとして2009年から企画している作品で、これまで3人の脚本家に執筆を託したが、なかなか製作に結びつかず、現在4人目の脚本家である映画『ワールド・トレード・センター』のアンドレア・バーロフが最終稿を担当している。
さらに昨年の9月には、ジョン・シングルトンが監督候補に挙がっていたようだが、どうやら彼は他の映画を手掛けることになったようで、新たに映画『交渉人』のF・ゲイリー・グレイが交渉に入ったようだ。
N.W.A.は、1988年にデビュー・アルバム「ストレイト・アウッタ・コンプトン」で一躍世間の注目を浴び、その後も「100マイルズ・アンド・ランニン」などの数々のヒット曲を出し、メンバーの多くは音楽プロデューサー、アイス・キューブのように俳優などで活躍してきた。後に登場するギャングスタ・ラップの先駆け的な存在であったことから、今でも一目を置かれているグループだ。
監督が正式に決定すれば、ようやく映画が本格的に始動しそうだ。 (細木信宏Nobuhiro Hosoki)