『タイタニック 3D』ヌードシーンが中国でカットに!
10日、中国で公開されたジェームズ・キャメロン監督の映画『タイタニック 3D』が、ケイト・ウィンスレットのヌードシーンをカットして公開されていたことがわかった。本作は、1997年に公開され、同監督の『アバター』に抜かれるまで、19億ドル(約1,520億円)を超える全世界興収で、映画史上最高の興収を記録していた『タイタニック』を、3D化して公開した作品だ(1ドル80円計算)。
E! Onlineによると、中国のラジオ・映画・テレビなどのメディアを監督する国家機関は、この件について文書で「3Dによってより鮮明な映像となることを考えると、観客が(ケイトのヌードに)触れようと手を伸ばすことが考えられる。それはほかの観客の鑑賞の妨げになる」とコメントしているという。
1997年に2D版が公開された際、中国でも180館で公開され、4,000万ドル(約32億円)を超える興行収入を記録していた本作。今回の3D版は、前回よりも拡大公開され、少なくとも3Dで2,400スクリーン、IMAXで66スクリーンで公開されているという。カットされたのは、レオナルド・ディカプリオ演じるジャック・ドーソンが、ケイト・ウィンスレット演じるローズのヌードを描くシーンで、二人の愛を印象付ける作品の中でもかなり重要なシーン。カットされてしまったことを残念に思う観客は多いはずだ。(編集部・島村幸恵)
映画『タイタニック 3D』は全国公開中