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復活「キン肉マン」が好調なゆでたまご、お気に入りのベストバウトは「キン肉マンvsウォーズマン」!!

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キン肉マンとゆでたまご
キン肉マンとゆでたまご

 22日、ブックファースト新宿店で書籍「火事場の仕事力」発売記念トーク&サイン会が行われ、ゆでたまごの嶋田隆司がその仕事術を明かした。

 1979年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始されたマンガ「キン肉マン」で一世を風靡した漫画家ゆでたまごの原作担当として知られる嶋田。本書籍は、自身の漫画家人生を振り返りながら、「逆境」「友情」などをキーワードとしたゆでたまご流の仕事術を提案する、というもの。ターゲットは、子どものときに「キン肉マン」を読んで育った30代なかばから40代の男女。ということもあり、会場には「キン肉マン」世代の男女が多数来場したが、現在でもウェブで連載が再開、コミックス最新38巻が発売するなど、新たな世代のファンを獲得している「キン肉マン」だけあって、中には小学生とみられる少年の姿もあった。

 「仕事に関しては、漫画家もサラリーマンもそれほど変わらない」と語る嶋田が挙げるゆでたまご流の仕事術の一部を挙げると、「直感を頼りに仕事をする」「アイディアは、メモをとらずに頭の中にとどめる」「自分のやりたいことは、まわりに宣言する」というもの。「キン肉マン」連載当時の「週刊少年ジャンプ」といえば、「キャプテン翼」「北斗の拳」「Dr.スランプ」など、キラ星のごときライバル作品がしのぎを削っていた戦国時代。しかも「ジャンプ」は読者のアンケート至上主義を貫いており、読者の支持を失った作品は即打ち切りという厳しい戦場の中で戦ってきたゆでたまごだけに、その提言も説得力が違う。

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 また、トーク中には会場のファンから次々と質問が飛び出した。「先生の好きなベストバウトは?」との質問には「キン肉マン対ウォーズマン」と即答。「(必殺技の)キン肉バスターが出てきたのがそうだし、キン肉マンがマスクマンだということが判明したのもそう。僕は特にラストの雨のシーンが好きで、あのシーンで(漫画家として)ふっきれたというのがあります。今でも何かあるとあの試合を見返します」と述懐。そして最後に、「キン肉マン」最終回の構想は? という質問には、「あるわけないですよ」と即答。これからも直感で面白いと思ったことを書いていくだけと、ゆでたまご流仕事術を貫くことを宣言した。(取材・文:壬生智裕)

書籍「火事場の仕事力」は発売中(税込:798円)

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