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金城武、まるで金田一耕助な捜査官役で新境地!日本映画界に意見も!?

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常に秘めているのは、アジア映画への熱い思い!-金城武
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 主演最新作『捜査官X』で、麦わら帽子で丸ふちメガネのユニークな装いの天才捜査官にふんした金城武が、自身のキャリアを通して変わらない映画への思いを、中国、香港、日本の映画界に対する考えと共に明かした。

映画『捜査官X』写真ギャラリー

 本作は、中国の小さな村で起きた死亡事件をきっかけに、奇想天外な謎と活劇が展開するミステリー。金城は、一風変わった装いと裏腹に、人体構造から武術まであらゆる分野に精通し、的確な推理力を働かせる捜査官シュウを演じる。金田一耕助のような和製ミステリーの名探偵たちを彷彿(ほうふつ)させる演技で、新境地に挑んだ。

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 金城にとって本作は、2005年の『ウィンター・ソング』以来、3度目のタッグとなるピーター・チャン監督とのタッグ作。出演の決め手も監督の存在だったと語る金城は、「僕の映画の師匠」とベタ褒め。そして「チャン監督はあれからさらに成功の道を歩んでいます。監督としての能力も熟成し、完成してきていて、今や大監督になったと言うべきでしょう」と振り返る。

 もともとアイドルとしてキャリアをスタートさせた金城。その後チャン監督はじめ、ウォン・カーウァイ監督やジョン・ウー監督など名監督たちとの仕事を通し、役者として押しも押されもせぬ存在となった。しかし本人は、「僕からすればアイドルも役者も一緒」と一言。「ただ映画の現場で仕事をして、アイデアを考えるときの感覚が好きなだけ」と真摯(しんし)に映画への思いを明かした。

 また金城は、監督ごとに仕事の仕方が様変わりする中国や、監督個人のスタイルが確立している香港など、アジア映画界への思いも披露。日本に対しては、「完ぺきに製作された大型テレビ番組のよう。映画の技法は完成されているけれど、柔軟さがなくて、どれも似ている感じがする」と少し厳しめの意見も。その真っすぐな意見は、国境を越えて活躍する金城が、アジア映画界の未来を真剣に考えているからこそ。秘めた熱い思いと共に、アジアを代表する俳優として、更なる活躍を見せてくれそうだ。(文:構成・シネマトゥデイ編集部)

映画『捜査官X』は4月21日より全国公開

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