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今年のカンヌ注目作はキアロスタミ×高梨臨!コンペ部門出品決定!

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第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品される映画『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題)』より
第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品される映画『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題)』より - 高梨臨

 現地時間5月16日よりフランス・カンヌで開催される第65回カンヌ国際映画祭で最高賞の「パルムドール」を競うコンペティション部門に、イランの巨匠アッバス・キアロスタミ監督が日本で撮影し、主演に高梨臨を抜てきした映画『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題) / Like Someone in love』の出品が決定した。高梨はこの決定に「ずっと夢だった」と歓喜の声を上げている。

「ある視点部門」に選出された若松孝二監督作『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』場面写真

 同作は、1998年公開の映画『桜桃の味』で同映画祭パルムドールを受賞し世界的評価を得たキアロスタミ監督が、10年来の望みだった日本での撮影を実現し、元大学教授の老紳士と女子大生のラブ・ストーリーを描いた作品。オーディションで主演の女子大生役を勝ち取った高梨は、現在TBS系で放送中の連続ドラマ「パパドル!」でも活躍中だが、特撮『侍戦隊シンケンジャー』シリーズのシンケンピンク役でもおなじみ。

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 また、最近では石井岳龍監督の映画『生きてるものはいないのか』(2012年2月公開)の好演も記憶に新しい。女優としてのキャリアを着実に積み、一気にカンヌへと羽ばたくことになった高梨は、「ずっと夢だったことなので、すごくうれしいです! 今は、驚きと喜びの気持ちでいっぱいです!! 監督やスタッフさん、キャストの皆さんに早く会って喜びを分かち合いたいです!!」と興奮気味に喜びを語った。同作には、加瀬亮でんでんらも出演している。

 そのほか、今年の同映画祭には、若松孝二監督の『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』が個性的な作品がそろう「ある視点部門」に、非コンペティション部門のミッドナイト・スクリーニング作品として、三池崇史監督の『愛と誠』が選出された。41年前の同映画祭「監督週間」で『犯された白衣』(1967年公開)などが上映された若松監督は、「僕の映画への気持は、41年前も今も、何も変わってないよ。作りたい映画を作り続けるだけだよ」などと感激の胸中をオフィシャルブログで明かしている。

 ウェス・アンダーソン監督の新作で、ブルース・ウィリスら豪華キャストが出演する映画『ムーンライズ・キングダム(原題) / Moonrise Kingdom』で幕開けする今年のカンヌ国際映画祭。ミヒャエル・ハネケレオス・カラックスデヴィッド・クローネンバーグアラン・レネケン・ローチら同映画祭常連監督の新作とパルムドールの栄誉を競い合う『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題)』の朗報に期待したい。(編集部・小松芙未)

第65回カンヌ国際映画祭は5月16日から27日(現地時間)までフランス・カンヌで開催
映画『ライク・サムワン・イン・ラブ(原題) / Like Someone in love』は今夏公開予定
映画『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』は6月2日よりテアトル新宿ほか全国公開

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