井上真央「情熱大陸」で初ディレクターに挑戦!カメラ片手に小田和正を取材!「情熱大陸」が新シリーズを始動
ドキュメンタリー番組「情熱大陸」が、6月10日の放送を皮切りに「○○が撮る情熱大陸」というタイトルの新シリーズを放送することを発表した。第一線で活躍する俳優やタレント、アーティスト自身がディレクターとなり、自らが気になる「旬」の人物を撮るという異色の企画。シリーズ第一回目は女優の井上真央が、アーティストの小田和正をドキュメントする。
ドキュメンタリー取材初挑戦の井上は、「どうせやるなら無理を承知で、尊敬する方に密着したい」と小田に取材をオファー。これまで同番組からの出演依頼を幾度となく断り続けてきたという小田が、井上の熱意に「どんな番組になるかわからない面白さがある」と15年前の番組スタート以来、初めて出演を快諾した。
新曲を携えて東北ツアーを巡る小田への密着取材は、今年の4月からスタート。取材初日、井上と番組スタッフには、本人から「ディレクター業が初めてだから……というのは言い訳にしないで」という厳しい言葉も投げかけられた。
「この企画は、ドキュメンタリストからすれば明らかに禁じ手」と話す本番組のプロデューサー・福岡元啓は、「守りに入っていては番組の進化は望めない。新たな一歩を踏み出すにはふさわしい。これが新しい『情熱大陸』のカタチのヒントになれば……」と語った。
現場では、プロデューサーの期待に応えるかのように、スタッフをワクワクさせるようなことが起きているという。「別の仕事をしていても、自分が小田さんの何を知りたいのか、別の仕事をしていてもそのことばかり考えてしまう……」、撮影開始から2週間後、番組スタッフに電話で苦悩を語った井上は、「一人のディレクターとして、身一つで小田さんに挑む必要がある」と自ら単独で取材に行くことを申し出たそう。
小田のイメージを、井上は「走り続ける人」と語る。「40年以上第一線で活躍し続ける小田さんのように、自らも女優という仕事を続けていきたい」と考えている井上が、取材を通して「続ける」ことへの答えをどう見つけ出していくのか? 番組は初めてのディレクター挑戦で、苦悩しながらも、人間として大きく成長しようとする井上の姿も合わせて追っていくという。
7月には、「タレント・石橋貴明が撮るテニス選手・錦織圭」を放送すべく取材を進めているという。ディレクターと取材対象者のワクワクするようなキャスティング。「情熱大陸」の新たな挑戦に期待したい。(編集部:森田真帆)
「情熱大陸」は、毎週日曜23時よりMBS・TBS系列にて放映