薬師丸ひろ子、14年ぶり舞台復帰で吸血鬼役!「Q10」でタッグ木皿泉の初書き下ろし舞台で封印解く!
女優・薬師丸ひろ子が、「やっぱり猫が好き」「野ブタ。をプロデュース」などを手掛けた人気夫婦脚本家・木皿泉が初めて書き下ろす舞台「すうねるところ」のバンパイア役で、ミュージカル「シュガー」以来14年ぶりに舞台に復帰することが発表された。
「Q10(キュート)」で木皿とタッグを組んでいた薬師丸は「木皿泉さんの作品は、わたしにとってキラキラしたかけがえの無い存在です」。木皿の初戯曲の出演依頼に、「一度封印していた舞台への気持ちが揺れた」と出演を決めた経緯を明かしている。
「すうねるところ」には、薬師丸のほか、篠井英介、村井良大、萩原聖人が出演。木皿と古くから親交があったという内藤裕敬が演出を手掛ける。タイトルは「吸う、寝る」が由来で、現在脚本を執筆中であるが、薬師丸、篠井、萩原はバンパイア役を、村井が人間の子ども役を務める予定。吸血鬼が人間の子どもを育てる物語となる。
「これだけの出演者がそろうと、何でもできそうな気がしてきます」という木皿は、出演者のキャラクターを「西遊記」に例え、「純真で何の迷いもなく体が動いてしまう孫悟空は薬師丸さん。知性があり過ぎて慎重になってしまう沙悟浄は萩原さん。欲という欲を全て味わいつくさずにはいられない猪八戒は篠井さん。人間であるゆえに何もできず、ただただ悩む三蔵法師は村井さん。この感じ、なんだか使えそうです」と構想を膨らませている。(編集部・島村幸恵)
舞台「すうねるところ」は8月27日から9月9日までシアターとラムにて、9月13日、14日、兵庫県立文化芸術センターにて公演