ティム・バートンの魅力全開!モノクロ3D映画『フランケンウィニー』特報が公開!
ティム・バートン監督によるモノクロ3Dアニメーション映画『フランケンウィニー』の特報映像が公開され、その“変だけどステキ”な世界観が明らかになった。バートン監督が過去に発表した同名短編を長編化した本作は、ファンにはたまらないユニークな魅力満載の作品となっている。
以前に手掛けたアニメーション映画『ティム・バートンのコープスブライド』がそうだったように、本作に登場するのは一癖も二癖もあるルックスと性格のキャラクターたち。今回解禁された特報では、愛犬スパーキーの死を悲しむあまり、科学オタク少年ヴィクターがその死体にイナズマを浴びせるというとんでもない科学実験の一端が明らかにされており、本作の主人公であるヴィクター少年もどこかズレた存在であることをうかがわせる。
だが、その方法こそ奇抜ではあるものの、大の仲良しだった愛犬の死を悲しみ、何とかしたいと思う少年の心情は誰しもが共感できるもの。そうしたところをスタート地点にしているため、その後でどれほどストーリーが想像の斜め上を行っても、観客は感情移入せずにはいられない。今回も、雷を浴びた愛犬は丸焦げになったかと思いきや、尻尾がピクリと動き出して……と画面の中の主人公と一緒に、観客も一喜一憂するはずだ。
また、その毒々しい色遣いなど、強烈なビジュアルを武器にしてきたバートン監督があえてモノクロに挑んでいるのも本作のポイント。すべてが光と影のコントラストで表現される映像では、時として見慣れているはずのものが見知らぬ何かに映ることもある。そうした日常に潜む驚きを、あくまでもさりげなく物語に盛り込むバートン監督の手腕が光る一作となっている。(編集部・福田麗)
映画『フランケンウィニー』は12月15日より全国公開 ディズニーデジタル3D同時公開