故ホイットニー・ヒューストンさん、最後のレコーディング曲公開される
今年2月に亡くなった米人気歌手ホイットニー・ヒューストンさんが、生前最後にレコーディングした楽曲「Celebrate」が公開された。
この楽曲は、ホイットニーさん最後の映画出演作となった、1976年の同名映画のリメイク『スパークル(原題) / Sparkle』に使用されるもので、人気司会者でディスクジョッキー、ライアン・シークレストの公式サイトで発表された。6月にiTunesで配信予定。
プロデュースをR・ケリーが手掛け、ホイットニーさんは、人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」で優勝し、映画に主演するジョーダン・スパークスとのデュエットを披露している。TMZによると死の4日前までレコーディングは行われていたという。
ホイットニー・ヒューストンさんの死因は、コカイン使用と心臓疾患による不慮の溺死とされている。プロデュースを務めたハーヴィー・メイソン・Jrは、薬物中毒がヒューストンさんのパフォーマンスに影響を与えたとは思えないと語っているという。
映画『スパークル(原題)』は、1960年代のニューヨークを舞台に、貧乏でみじめな生活から抜け出すため歌手グループを結成した3姉妹の栄光と挫折を描く音楽ドラマで、ホイットニーは母親を演じる。8月の全米公開予定で、ホイットニーさんは「Celebrate」以外にもう1曲レコーディングしている。(西村重人)