ラリー・クラーク、フランスでスケートボーダーたちを描いた作品を監督 アメリカ以外で撮影する初の映画に
映画『KIDS/キッズ』『KEN PARK ケン パーク』の監督ラリー・クラークが、フランスのスケートボーダーたちを描いた映画『ザ・スメル・オブ・アス(原題) / The Smell of Us』を監督することになったとウェブサイトscreendailyが伝えた。
四人の自滅的なスケートボーダーたちを題材にした本作品は、フランス語で製作されることになっており、クラークにとって、アメリカ以外で撮影する初の映画となる。
Screendailyによれば、クラークは、2010年にパリの現代美術館で自身の写真展が行われた際、夜遅くにトロカデロ広場にたむろするスケートボーダーたちを目にし、映画製作のインスピレーションを得たという。
クラークは、フランス滞在時に友人になった、23歳の詩人マチュー・ランデとともに脚本を共同執筆する予定だという。
傍観者にはとどまらない、まるで仲間の一人であるかのような視点で、若者のナイーブでもろい姿をとらえるのが得意なクラーク監督が、パリのスケートボーダーたちの日常をどう切り取るか。ファンには心待ちな企画である。(鯨岡孝子)