ディカプリオ新作、予告編公開!『ムーラン・ルージュ』のような豪華絢爛さ!
映画『ムーラン・ルージュ』のバズ・ラーマン監督が、F・スコット・フィッツジェラルドの名著を、レオナルド・ディカプリオ主演で映画化する『ザ・グレート・ギャッツビー(原題) / The Great Gatsby』の予告編がアメリカで公開された。
『ムーラン・ルージュ』でミュージカル映画ブームの火付け役となったラーマン監督。予告編からは、そんなラーマン監督が、ミュージカル映画ではない『ザ・グレート・ギャッツビー(原題)』でも、その音楽的センスを抜群に発揮していることが伝わってくる。
『ザ・グレート・ギャッツビー(原題)』の舞台は、1922年のアメリカ。原作では、高級住宅地へと引っ越してきたニック・キャラウェイが、毎夜パーティーを主催している隣の大邸宅の主ジェイ・ギャッツビーに興味を持ち、彼の秘密を知り、ニックとジェイ、ジェイの過去の恋人デイジー・ブキャナン、デイジーの現在の夫らの関係が複雑に絡み合っていくさまを描いている。
今回の映画化では、レオナルドがジェイ・ギャッツビー、『スパイダーマン』シリーズのトビー・マグワイアがニック・キャラウェイにふんし、『17歳の肖像』『ドライヴ』のキャリー・マリガンがデイジー・ブキャナン役で物語に華を添えている。レオナルドとラーマン監督のタッグは、1996年全米公開の映画『ロミオ&ジュリエット』以来。二人が現代によみがえらせたシェイクスピアの名作にはファンも多く、フィツジェラルド作品をどうよみがえらせるのかにも注目が集まっていた。
予告編に描かれるニューヨークの明るいネオンの中で、豪華絢爛(けんらん)なパーティーに興じる人々。パーティーを主催するジェイ・ギャツビーのうわさがさまざまに飛び交う中、ジェイはかつて愛した恋人デイジーとの再会を果たす。きらびやかな世界に渦巻く切ない恋物語が、『ムーラン・ルージュ』でも音楽を担当したクレイグ・アームストロングが手掛けた音楽に引き込まれるように、心に響く。全米公開は今年のクリスマス。日本では来年2013年の公開が予定されている。(編集部・島村幸恵)