内野聖陽「役者生活にとって大事な役」『臨場 劇場版』が完成!
7日、テレビドラマが高視聴率をマークしたことを受け映画化された『臨場 劇場版』の完成披露試写会が丸の内TOEIにて行われ、主演を務める内野聖陽が、「役者生活にとって大事な役」と本作で務めた倉石義男役について語った。
内野聖陽出席!-『臨場 劇場版』完成披露試写会写真ギャラリー
東映本社屋上に、内野演じる倉石が検視官である一方、野菜を育てるのが趣味ということを受け、自宅ベランダを再現し行われたこの日のイベント。「(死者の声を)根こそぎ拾ってやる」の名ゼリフもある内野は、この言葉に掛け、「『根こそぎ拾う』って本当にできるのかなと思うんですけど、この倉石義男という役を演じて、『根こそぎ拾うんだ』という心意気とか気概といったものを学んだ気がします」と思い入れたっぷりにあいさつ。
「役者生活においても、この『根こそぎ拾ってやる』のスピリットはこれからも自分にとって大事な言葉として生きていくだろうなと思っています」と続け、用意された野菜台からカブを引き抜くと、さっそく「根こそぎ拾う」の精神とばかり、豪快にかぶりつくパフォーマンスを披露した。
なお、この日のフォトセッションには内野のほか、出演の松下由樹、渡辺大、平山浩行、若村麻由美、柄本佑、長塚京三、そして橋本一監督が出席。松下は「ドラマで培ったものが全て詰まっている集大成」と語り、出来栄えに自信を見せた。
本作は「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などで知られるベストセラー作家・横山秀夫のミステリー小説を原作にした人気テレビドラマの劇場版。並外れた観察力と洞察力で難事件を解決してきた検視官・倉石が、ある事件の関係者を狙った連続殺人事件の真相を追い求めていく。監督は『探偵はBARにいる』の橋本一。(取材・文:長谷川亮)
映画『臨場 劇場版』は6月30日より全国公開