上戸彩に「胸が大きい」「スタイルがいい」と絶賛の声も!大ヒット『テルマエ・ロマエ』に続編はあるか!?
11日、デジタルハリウッド大学・秋葉原メインキャンパスにて、「大ヒット映画『テルマエ・ロマエ』ができるまで」と題された公開講座が行われ、メガホンを取った武内英樹監督が続編の構想を明かした。
本作には上戸彩演じる映画オリジナルのヒロイン・真実が登場するが、武内監督は「真実がいつもの彩ちゃんの元気ハツラツなキャラだと、この映画はコケるぞと思った。だから彩ちゃんには今回は割り切ってやっていただきますよと伝えた」と語った。今回は風呂がテーマの作品であるため、「ちょうど本人も壁にぶつかっていた時期だったようで、『お風呂の映画なんだから、体のラインを見せて露出を増やして攻めていこうよ、一皮むけようよ』と言いました」と振り返った。
上戸自身、原作に出てこないオリジナルキャラクターにプレッシャーがあったようで、「批判覚悟でやっていた」と上戸の気分を代弁する武内監督。しかしふたを開ければ上戸に対して好意的な意見も多かったようで、「胸が大きいねとか、実はスタイルがいいんだねとか意外と彩ちゃんがいいと言ってくれる人が多かった。彩ちゃんも(映画に)納得してくれているようですね」とホッとした様子。
さて、6月10日時点で、興収50億円突破が間近となるなど、予想を超える大ヒットを記録している本作だけに、当然、続編の声も飛び出してきそうだが、武内監督は「続編を作るかどうかは現時点では未定。でも仮に続編を作るとしたら、おいしいエピソードは割と使っちゃったんで、(もし作るなら)ハードルは上がりますよね」と前置きしたうえで、「ただ『のだめカンタービレ』だって『電車男』だって、僕のところにはいつだってハードルが高い作品が来ましたから」とチャレンジする意欲は満々の様子。
さらに「ハドリアヌス帝も建築家でしたから、そこを通じたルシウスとの関係性が映画『王様と私』的な話になるんじゃないかなと思って、本作は作られました。もし続編があるならホモ要素も入れてみたいなと。それがある意味リアルですし、歴史観を表現できそう」とあくまで仮定の話ではあるが、続編の構想を語る武内監督であった。(取材・文:壬生智裕)
映画『テルマエ・ロマエ』は全国公開中