妖艶さ漂うエル・ファニングのロリータ服姿!コッポラ監督最新作予告編で明らかに
巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督最新作『Virginia/ヴァージニア』の予告編が公開され、エル・ファニングがイノセントかつ妖艶というその危うい魅力を存分に発揮していることが明らかになった。エルは本作で、主人公の小説家の夢に現れるV.(ヴィー)と名乗る謎の少女を演じている。
今回公開されたコッポラ監督らしい重厚感あふれる予告編では、コルセットの付いたロリータファッションで顔には幻想的な化粧を施したエルが、ヴァル・キルマー演じる主人公を夢の世界へと誘うシーンが確認できる。無垢(むく)な存在であると同時に、妖艶さすら漂わせる彼女の風格に目がくぎ付けになるはずだ。
そんな彼女と同じく白い服を身にまとった子どもたちの戯れは、大人になる前の少女たちの世界を描いた映画『エコール』を思わせる耽美さで、物語が進むにつれて次第に充満する残酷な暴力の匂いは、数々の映画賞を席巻したギレルモ・デル・トロ監督の『パンズ・ラビリンス』に通じる世界観ともいえるだろう。
本作は、呪われた街を訪れた小説家が、謎の少女V.と作家エドガー・アラン・ポーの幻影に導かれながら、現在と過去、二つの事件の真相をひもといていくゴシック・ミステリー。『地獄の黙示録』や『ゴッドファーザー』三部作など映画史にさんぜんと輝く作品を生み出してきたコッポラ監督が、映画界の若きミューズ、エルを迎えて挑む本作に期待したい。(編集部・市川遥)
映画『Virginia/ヴァージニア』は8月11日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次公開