レディオヘッドのドラムテックが死亡 カナダ公演でツアーセットが崩壊
現地時間17日、英ロックバンド、レディオヘッドが行う予定だったカナダ・トロント公演の屋外ステージが崩壊した際に、バンドのドラムテックが死亡したとレディオヘッドの代理人が発表した。
CNN.comによると、事故が起きたのは16日午後4時ごろで観客が入場する1時間前のこと。コンサートの準備のためにスタッフが数名ステージ上で作業をしているときに、ステージの上に張り出していた鉄骨で作られた屋根が崩壊し、約15メートル上から落ちてきたという。4人が死傷した。
17日には、死亡した男性がスコット・ジョンソンさんというバンドのドラムテックであることが判明。ドラムテックはドラムの調律師のような仕事で、ジョンソンさんはドラムのほかにパーカッションも担当していた。
レディオヘッドは、「彼はいつでもポジティブでみんなをサポートしてくれ、そして面白い、いい人でした。そして非常に高いツアークルーとしての力を持っていました。バンドはジョンソンさんの死に打ちのめされています」との声明を発表している。
もう1人深刻なけがで病院に運ばれた人がいるが、当局によると命に別状はないという。また2人は軽いけがを負ったがすでに退院しているとのこと。チケット完売の同ライブは中止が決定。現在、事故原因を調査中だという。(編集部・市川遥)