「ザ・プラクティス」のディラン・マクダーモット、母親の死を殺人として再捜査を依頼
1967年に拳銃で事故死したとされていたディラン・マクダーモットの母親が再捜査の結果、ギャングに殺されていたことが明らかになったという。
ディラン・マクダーモット出演映画『ゴースト・ハウス』場面写真
母親が亡くなったときディランは5歳で、自宅の外にいて発砲音を聞いたとのこと。当初は拳銃自殺で処理されたが、その後、事故死扱いされていた。今回、犯人として特定されたのは、ディランの母親ダイアンの恋人だったギャングのジョン・スポンザで、発砲事件があった日には家の中にいた唯一の人物だったという。
リパブリカン・アメリカン紙によると、警察はディランの助けもあって新たな証拠を入手。スポンザが犯人であることを特定できたが、スポンザは1972年にスーパーマーケットに乗り捨てられた車のトランクから遺体で発見され、すでに亡くなっているという。
ザ・サン・タイムズ紙によると、ディランは公の場では母親の死について語ったことはないが、知人にはスポンザが犯人だとずっと思っていたと言っていたらしい。また、生きていくためにはこの事件を心の奥底に埋めなければならなかったこと、最近になってようやく頭の中で処理できるまでになったとコメントしたという。
新たに見直された証拠の一つは、ダイアンの遺体のそばにあった拳銃と、遺体から摘出された弾の口径が違ったことだったと同紙は報じている。警察の科学捜査が不十分だった時代にはこのようなことは少なからずあったのだろうが、事件の真実を追求したいというディランの思いに母親も報われたことだろう。(澤田理沙)