さようなら、バットマン! 空を飛んでも着地できずに死亡するとの研究結果が発表される
まもなく映画『ダークナイト ライジング』が公開される人気ヒーロー・バットマンだが、空を飛んだ場合は着地できずに死んでしまう可能性が高いという調査結果が発表された。
クリストファー・ノーラン監督による映画『バットマン ビギンズ』『ダークナイト』で、バットマンがマントを活用して滑空する場面はたびたび見られた。だが、それを実際に行った場合、滑空することは理論上可能ではあるものの、着地に際して死亡する可能性が高いとの研究結果が発表された。同論文はイギリスのレスター大学で物理を学ぶ学生グループが学内機関誌に掲載した。
英Telegraph紙に転載された論文によると、バットマンが150メートルの高さから飛び降りたとしたら、約350メートル滑空できるとのこと。だが、そのスピードは計算上で最高時速約110キロにまで上昇することから、着地時に致命的なダメージを受けることは必至であり、運良く生き延びたとしても重症を負うことになるという。
この調査を行った4人の学生は論文中で、バットマンが安全に着陸するためにはパラシュート装着が必須であると結論づけた。また、グループの一人であるデビッド・マーシャルは同紙の取材に「バットマンが生きるためにはもっと大きなマントが必要です」と応えたほか、もう一つの方法としてジェットエンジンのような推進力のあるものを使うべきだと提案している。(編集部・福田麗)