相田翔子、今もWinkメンバーときっぱり!キャストたちと語る名作ジブリ映画の魅力!
17日、スタジオジブリの名作映画『となりのトトロ』『火垂るの墓』のブルーレイ発売記念トークイベントが都内で行われた。この日は特別ゲストとして、映画が公開された年に歌手デビューを果たした相田翔子のほか、映画に参加した声優の日高のり子、坂本千夏、志乃原良子が登場し昔話に花を咲かせた。
1988年に同時上映され、24年経った今もなお愛され続けている『となりのトトロ』(宮崎駿監督)と『火垂るの墓』(高畑勲監督)。この日は、2作品が公開された年に、女性ユニットWinkのメンバーとしてデビューし、今年の1月には母親になったばかりの相田、『となりのトトロ』で主人公姉妹のサツキとメイを演じた日高と坂本、『火垂るの墓』で清太と節子の母を演じた志乃原というユニークな顔ぶれが集まった。
にこやかに登壇した相田は、司会者から「元Winkの……」と紹介されると「Winkって、解散はしていないので。(今でも)Winkのメンバーでもあります」と現役であることをきっぱり表明。デビュー当時を振り返り「当時はまったく仕事が無くて家でゴロゴロしたり、事務所で電話番をしたりしていました。イベントでも人が全然集まらなくて……」とブレイク前の苦労話を明かした。
デビュー当時に公開された2作品は、ともに大好きだという相田は「兄弟愛や姉妹愛に感動しました。『となりのトトロ』は心を温かくしたいときに観たくなる。特に母親になってから『トトロ』を観たら、涙が止まらなかった。母として、娘に対する思いを重ね合わせたりしました。将来は子どもにもぜひジブリ作品を見せたい!」と熱く語った。
また、声優陣も次々と当時の秘話を披露。日高はオーディションを振り返り「それまで子どもの役はやったことがなかったので元気よくやったら、男の子の声に聞こえると言われて。それを女の子にして、と言われてもう一回やってもできなかった。絶対落ちたと思いましたね」と述懐。アフレコについて触れた志乃原は「節子役(の声優)は、役柄と同じ4歳くらいの女の子でした。スタジオではわたししか女性がいなかったので、その子をトイレに連れていったり、ご飯を食べさせたりしていました」とキャスト同士が、劇中同様親子のように接していた様子を明かし、会場を沸かせていた。(古河優)
ブルーレイ『となりのトトロ』『火垂るの墓』は7月18日発売 税込み価格:各7,140円 「2本立てブルーレイ特別セット」も同時発売 税込み価格:1万4,280円