東北の被災地10か所での花火打ち上げプロジェクト!! 子どもたちの笑顔にACIDMAN大木も感激!!
16日、新宿バルト9でドキュメンタリー映画『LIGHT UP NIPPON ~日本を照らした、奇跡の花火~』のトークイベントが行われ、ロックバンドACIDMANのボーカルとギターを務める大木伸夫と、柿本ケンサク監督が出席した。
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2011年8月11日、東北の被災地10か所で一斉に花火を打ち上げたプロジェクト「LIGHT UP NIPPON」。その同日にZepp Sendai行われたDragon Ash主催の震災復興イベントに出演していたACIDMANは、飲み友達だった柿本監督から「LIGHT UP NIPPON」のことを聞き、「だったらちょっとでも協力できないかと思って」とライブ会場で花火映像を中継で流したことがあった。その縁から、この日のトークショーに大木が参加することになった。
ある一人の会社員が抱いた「震災で中止になった東京湾大華火祭の花火って、どうなるんだろう?」という疑問が、やがて被災地での約2万発以上もの花火打ち上げの成功へと導いていく過程を描いた本作。もちろんその過程では困難もたくさんあり、映画ではそんな過程もしっかりと見せていく。
この日、観客と一緒に映画を鑑賞したばかりの大木は若干目がうるんでおり、「映画はすばらしかった。涙を隠すのが大変ですよ」と感激の表情。映画の話自体は以前から柿本監督に聞いていたものの、「想像を超えていました。ただの花火をあげる映画でもないし、復興の映画でもない。震災の悲惨さを伝える映画でもない。もうそれらを超えた感動がありましたね。何と言ってもあの子どもたちが花火に感動している表情ですよね。あれはどんなものにも勝てないですよね」と興奮気味に付け加えた。
今年の8月11日は岩手県、宮城県、福島県の14か所に場所を広げ、「LIGHT UP NIPPON」を引き続き開催予定。今年もまた花火が東北の子どもたちの笑顔を照らしてくれるに違いない。(取材・文:壬生智裕)
映画『LIGHT UP NIPPON ~日本を照らした、奇跡の花火~』は新宿バルト9ほかにて公開中