『海猿』夏興行本番のランキングトップ!沢尻『ヘルター』は女性支持集め4位初登場!
映画週末興行成績
いよいよ夏興行本番、今週のランキングでは、シリーズ最新作『BRAVE HEARTS 海猿』が初登場でぶっちぎりの首位となった。全国450スクリーンで金曜公開され、土日2日間の成績は動員68万3,977人、興収8億7,822万6,350円。公開から4日間では動員122万3,437人、興収15億6,357万5,650円を記録した。
男女比は34対66と、女性層からの支持が強く、職業別では会社員が50.2パーセントと半数を占めた。鑑賞動機は「『海猿』の映画・ドラマが好き」31.7パーセント、「伊藤英明が好き」13.4パーセント、「感動しそうだと思った」9.3パーセントとなっている。2006年の第2弾では興収約71億円、2010年の第3弾では約80億4,000万円と右肩上がりに成績を伸ばしてきた本作。夏休み本番を迎え、どこまで成績を伸ばすか注目だ。(日本映画製作者連盟の集計より)
2位は劇場版ポケモン15周年記念作品となる『劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオ』が初登場。全国357スクリーンで公開され、連休3日間で動員72万4,067人、興収7億5,376万100円となった。2週連続首位だった『アメイジング・スパイダーマン』は3位に後退するも、累計興収は20億円を突破している。
4位には岡崎京子の同名コミックを沢尻エリカ主演で映画化した『ヘルタースケルター』が初登場。全国204スクリーンで公開され、初日2日間では動員17万4,274人、興収2億3,353万3,030円。連休3日間の成績は動員25万7,281人、興収3億4,817万3,390円となった。オールヌードも辞さない沢尻の熱演、PR段階の芸能活動休養、そして初日に合わせた活動再開と、映画さながらの「エリカ劇場」に多くのメディアが注目。結果、各地で満席となる劇場が続出し、女性層を中心にカップル、夫婦、男性客と幅広い層が来場。配給元では「興収20億円を目指す大ヒットスタート」としている。
5位には、全国50スクリーンでの小規模公開ながら好順位につけたヒットアニメシリーズの劇場版第2弾『魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A's』。そして6位『スノーホワイト』、7位『それいけ!アンパンマン よみがえれ バナナ島』8位『臨場 劇場版』9位『崖っぷちの男』、10位『映画 ホタルノヒカリ』、11位『テルマエ・ロマエ』と続く。
今週末は『おおかみこどもの雨と雪』『メリダとおそろしの森』『ローマ法王の休日』『灼熱の肌』『ジョルダーニ家の人々』『スターシップ・トゥルーパーズ インベイジョン』『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』『汚れた心』などが公開予定となっている。(ランキングなどは興行通信社調べ)(取材・文:壬生智裕)