『ダークナイト ライジング』のパリ・プレミアがキャンセル コロラドの銃乱射事件を受け
米コロラド州で映画『ダークナイト ライジング』の上映中に60人以上が死傷した銃乱射事件が発生したことを受け、同作のパリ・プレミアがキャンセルされた。
同プレミアにはクリストファー・ノーラン監督のほか、クリスチャン・ベイル、アン・ハサウェイ、モーガン・フリーマンも出席する予定だったが、プレミア会場だったシャンゼリゼの映画館のレッドカーペットは作業員によって撤去されたとAccess Hollywood.comは報じている。米ワーナー・ブラザーズは映画に関わる、すべてのインタビューもキャンセルすると発表。銃乱射事件に心を痛めているとコメントを出した。
ノーラン監督は「耐え難いほど凶暴な行為」だと犯人を非難。「キャストとスタッフを代表し、あまりにも愚かな悲劇の犠牲となってしまったみなさんに心から哀悼の意を表します。わたしにとって映画館はわが家同然です。そんな罪のない、希望の場所を耐え難いほど凶暴な行為で侵害されたことに打ちのめされています。この残虐な事件の罪のない被害者たちへの思いを適切に言葉にすることはできませんが、彼らと家族の心痛をお察しします」と声明を出している。
「バットマン銃乱射事件」「ダークナイト ライジング銃乱射事件」と報じられている同事件後、映画館の観客に銃を乱射する映像が含まれているショーン・ペンとライアン・ゴズリングの新作映画『ギャングスター・スクワッド(原題) / Gangster Squad』の予告編の上映が全米で打ち切られたとのこと。WENN.comによると、この予告編は事件のあった映画館で上映されていたという。(澤田理沙)