『パイレーツ・オブ・カリビアン』のキーラ・ナイトレイ、ブロックバスター映画はこりごり…現在の心境
2003年の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』以来、シリーズで総督の娘エリザベスを演じているキーラ・ナイトレイが、ハリウッドで知名度を上げたにもかかわらずブロックバスター映画を避けているのには、パパラッチを追い払うための意図的なチョイスなのだと、Empire誌で明かしている。
キーラ・ナイトレイ出演 映画『パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち』写真ギャラリー
「人間らしい生活を送るためには、どんな映画に出ればいいのか」と自問し、「ブロックバスター映画はアウトだわ」という結論に達したという。ナイトレイは、横暴なパパラッチの追跡に悩まされ、外出することにすら恐怖を覚えてしまったという。その結果、「大人の女なのに、一人で外出できないなんて馬鹿げている。こんなのたくさんよ」と吹っ切れたのだそう。
映画『シルク』『つぐない』『わたしを離さないで』など、ナイトレイには多くのインディ系代表作はあるももの、確かに『パイレーツ』以外、いわゆるハリウッド大作からは距離を置いているようだ。
ナイトレイは、普段から映画俳優は私生活をオープンにしすぎるべきではないという姿勢を取っており、5月にロックバンド・クラクソンズのキーボード、ジェイムス・ライトンと婚約したものの、式の日取りなど、詳細は伏せられたままだ。
ファンのためにスターの素顔を追うパパラッチとその背後にあるメディアの存在がゆえに、俳優たちのキャリアの可能性が狭められてしまうとしたら、メディアの役割は本末転倒なのではないかと思わざるを得ない。(鯨岡孝子)