世界中で大ヒットしたフランス映画『最強のふたり』が、北米の外国映画興行ナンバーワンに!
北米で今年公開された外国映画の中で、フランス映画『最強のふたり』が、現在興行成績No.1の作品になったことがHollywood Reporterや複数のメディアが伝えたことで明らかになった。
映画『最強のふたり』は、フランスのアカデミー賞と称される第37回セザール賞に8部門ノミネートされ、俳優オマール・シーが主演男優賞を獲得し、さらに第24回東京国際映画祭のコンペティション部門にも出品され、最高賞の東京サクラグランプリを受賞している秀作だ。
そのストーリーは、頸髄損傷で首から下が動かなくなった富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と、介護人となった貧困層の移民の若者ドリス(オマール・シー)の交流を描いた心温まる実話をもとにした感動作品。
同作は、アメリカのメモリアルデー・ウィークエンド(5月下旬)に公開され、現在まで711万ドル(約5億6,800万円)の興行を稼ぎ、これまで今年公開された外国映画の中でトップだった映画『別離』を抜いて首位に立った。
これまで同作の世界興行収入は3億6,500万ドル(約292億円)で、世界的な成功を収めている。最も字幕の嫌いなアメリカでの興行は、世界中の興行に比べてかなり低い方だが、この度興行が首位に立ったことで、その人気ぶりを示している。ちなみに、配給会社のワイスタイン・カンパニーはこの記録をもとに、これまでニューヨークやロサンゼルスなどの主要都市で限定公開されていた同作を、7月27日から全米公開する予定でいるそうだ。
映画『最強のふたり』は9月1日より、日本公開。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)