喜劇王チャップリンの初期短編がデジタルリマスターで復活!吹き替えは豪華声優陣!
チャールズ・チャップリンの初期短編を完全デジタル修復した『チャップリン・ザ・ルーツ 傑作短編集・完全デジタルリマスター』が、日本初公開されることが明らかになった。劇場公開は世界初のことであり、今回は初期短編に加え、2010年に96年ぶりに発見された幻の出演作『A Thief Catcher(泥棒を捕まえる人)』も同時公開される。
『チャップリン・ザ・ルーツ 傑作短編集・完全デジタルリマスター』フォトギャラリー
『街の灯』『モダン・タイムス』『ライムライト』といった映画史上にきらめく作品を連発したチャップリンだが、デビューした1914年から1917年までの4年間はいわゆる習作時代として知られている。この間にチャップリンが出演した短編映画は実に60本。今回はそうした初期短編のデジタルリマスター版が日本初公開・世界初劇場公開される。
さらに日本版特別企画として、よりすぐった16作品が、羽佐間道夫、野沢雅子、山寺宏一、千葉繁、平田広明、若本規夫、杉田智和ら声優陣による日本語吹き替え版、そして澤登翠による活弁バージョンで公開される。総監修・台本を務めるのは、日本チャップリン協会会長の大野裕之だ。
今や映画史上の巨人と評されるチャップリンの作品は、喜劇でありながら、どこか人生のほろ苦さを感じさせる。長編作品はもちろんのこと、キャリア初期に制作された短編にもそうした要素はたっぷり詰め込まれており、それら珠玉の短編を公開当時の状態で観られるのは、映画ファンにとって願ってもないチャンスだろう。(編集部・福田麗)
映画『チャップリン・ザ・ルーツ 傑作短編集・完全デジタルリマスター』は9月22日より銀座テアトルシネマ、シネ・リーブル梅田にて公開